2020年3月26日木曜日

逆デント?

今回は久々のデントリペア・・・と言って良いのかわからない話題。
今年の初め頃、冬の夕焼けと電線が映り込むボディを見てうっとりしていたら(笑)、右Cピラーになにやら違和感を覚える。本当に微かだが、電線が若干歪んで見える部分がある。
下の画像は自宅ガレージにて撮影。


いつの間にこんなものができてしまったんだろう・・・? 恐らく洗車中かな。小さいけど角度や映り込みでちょっと目立つものだから直さなければ。でもって、この3月、約4年ぶりにお世話になっているデントリペアのお店に赴いた。

早速、専用ライトで当該箇所を照らしてみるとポツっと小さな歪みが現れた・・・のだが、店主Yさんが一言「これ出っ張りですね」。う~ん、小さいから自然光ではよくわからなかったけど、確かに膨らんでいるように見える。しかし、何でこんなところが出っ張っているのか? 全く思い当たらない。Yさん曰く「極稀にですが、製造過程で鉄板に異物が載った状態で塗装してしまい、このような小さい出っ張りができることもあります」。だとすると新車時からこのような状態だったと言える。私の場合、いつも嘗め回すようにボディを見ているので(キモいw)、今まで気付かないことはないのかなと思ったりもする。それについては「経年で塗装が痩せたり鉄板の伸縮で目立つことも有り得ます」とのこと。なるほど、それなら確かに有り得そう。「異物だとデントリペアで直せるものではないですが、とりあえずちょっと叩いてみますか?」。

せっかくなので、どういうものかわからないけど、叩いていただくことにした。デントリペアは鉄板の裏からツールでグイグイ押し当てるだけでなく、ポンチングと言ってポンチを使い表から叩いて整形する技法がある。今回はそのポンチグのみで作業してもらうことになった。
専用ライトに照らされた右Cピラー当該部。

トントン、トン、トトン・・・小気味よいポンチングの音が店内にこだまする。待つこと数分、Yさんから「確認をお願いします」。完璧だ。あの凹・・・いや、凸がどこにあったか全くわからなくなっていた。「落とすことができたので、異物ではなかったようです」。そうなるとこの出っ張りは何だったのかますます謎である。Yさんも不思議そうな表情。原因がわからないのはちょっと気持ち悪いが、綺麗に直ったので良しとしたい。しかしこのデントリペアは直してもらう度に感心する。小さいものとはいえ、技術のある人がやればあっという間に直してしまうのだから。
再び自宅ガレージにて撮影。綺麗に直りました(嬉)。

てな感じでエクボならぬニキビ(?)を直してもらい、晴れやかな気持ちになれたのは言うまでもない(笑)。