2022年6月1日水曜日

3回目のミッションオイル交換

ってことで、前回の車検ネタからのスピンオフネタ(?)、ミッションオイル交換についてである。

約7年振りの交換(走行距離にして約50000km)。過去に2回交換したことがあるので今回は3回目の交換ということになる。ちなみに初めての交換はディーラーで2009年9月の初回点検時(総走行距離1757km)、2回目もディーラーで2015年6月のクラッチオーバーホール時(総走行距離41886km)。で、興味深いのが1回目も2回目もオイルは純正(TUTELA TECHNYX)ではなく、SUNOCO BRILL 75W-90であること。いろいろ事情もあると思うのでツッコむことはしなかったが、ウチの500がお世話になっているディーラーさんではこちらから指名しなければSUNOCOのオイルを入れているようだ。ただこのオイル、ちょっと気になることがあって、それはAPI GL規格がGL-5であること。純正はGL-4 Plusだ。聞く話によるとGL-4を要求するミッションにGL-5を入れると添加剤の関係でシンクロを傷めるとかなんとか・・・。ま、ウチの500は軽く10年以上GL-5のSUNOCO BRILLを入れ続けて何の問題もないからあまり気にすることもないようだが。ついでに言うと粘度も純正は75W-85だ。もっとも問題があれば正規ディーラーで採用しないよね。ん? もしかしたらGL-5とGL-4 Plusは同じような成分なのだろうか? いずれにせよ規格外のオイルを入れる場合は基本的に自己責任ってことになるだろう。

今回のオイルはCastrol Syntrans Transaxle 75W-90。API GL規格はGL-4 Plus。
GL規格が合っているので良いかなぁぐらいの気持ちでこのオイルを選んだ。前回書いたように交換作業はいつもの整備工場さん。交換時の総走行距離92212km。

オーナーさんならご存じの方も多いと思うけど、デュアロジック車の場合、ミッションケースのフィラーにアクセスするのはちょっと面倒で、デュアロジックユニットを覆う遮熱板を外さ(ずらさ)なければならない。

一方、ドレンはミッションケース後方のわかりやすいところにある(8mm)。今までのオイルはあめ色で7年50000キロにしては綺麗なのかなと思っていたら、メカニックKさん曰く「結構汚れてるよ」とのこと(画像左)。なお、ドレンプラグはマグネットタイプではないので、大量の鉄粉を期待していたのだが、つまらない結果となった(違)。

遮熱板を固定している10mmのボルト(4か所)を外して、デュアロジックのフルードタンクの切り欠き部分にエクステンションバーを通しフィラー(12mm)を外す。つまりタンクの不思議な形状はフィラーを外すため、注入用のチューブを通すためなんだろうね。この画像ではちょっとわかり難いけど、遮熱板をずらすとデュアロジックフルードタンクのフルード(油面)が確認できる。前回の交換から3年・・・やはり少し汚れているが、規定量入っているようで一安心。ちなみにタンクの右側に見える黄色いものは作業灯のグリップ。

新しいオイルは灯油の手動給油ポンプ(いわゆるシュポシュポ)で注入。

オイルがフィラーから溢れてきたところで給油終了(スペック通り1.65リッターかな?)。新油はほぼ透明。

交換してから数100キロ走ったが特に変化を感じない。強いて言えば若干静かになったような気がしなくもないといったところ。でも、年数的にも距離的にも今交換して良かったなと思う次第である。