2022年12月25日日曜日

自宅でオイル交換

いつの間にか今年も12月に入り、オイル交換の時期がやって来たわけだが、今回はちょっと趣向を変えて(?)自分で上抜き交換してみることにした。自分で交換するなんて生まれて初めてのことであり、年甲斐もなくかなり緊張している(笑)。ま、この時期はオイルのみでフィルターは交換しないから下に潜る必要はなく、いつか自分でもやってみようと思っていたのは事実である。

ってことでオイルチェンジャー、オイルジョッキ、廃油パックを購入(オイルそのものは予め購入済み)。オイルチェンジャーはネットでもよく見かけるツールズアイランドのTH318という6リッター入る丸いやつ。オイルチェンジャー購入にあたって一番心配したのが先端ノズル(ディップスティック差込口からオイルパンまで入れる部分)の太さである。この製品は直径6mmとのことで、もしディップスティックの通り道にノズルよりも細い箇所があるとオイルパンまで入れることができなくなる。ちょっとした博打であるが、届いてすぐさまノズルを差し込んでみたらこの心配は杞憂に終わった。ウチの500のために作られたのかと言いたくなるぐらい(笑)途中で引っかかることもなくスルスルとオイルパンまで入っていった。なお、これは2009年式・1.2リッターでの話であり、他の年式、排気量のエンジンではどうなのかわからない。

さていよいよ交換となるわけだが、冷間時だとオイルが硬いので若干アイドリングをしてオイルを軟らかくする必要がある。取説には外気温20~30℃のとき2~3分アイドリングをして・・・みたいなことが書いてある。だが、最高気温が1ケタという今の季節だとアイドリングよりも少し走って温めたほうが早いと思い、近所を軽く流し帰宅後エンジンを止め数10分ほど冷ましてから、作業を始めることにした。走行直後ならオイルがむちゃ軟らかそうだが、熱々のオイルだとプラパーツで構成されている本製品では変形などの不具合が発生しそうなのでやめておいた。というか、取説にも走行直後は絶対に使用しないでと赤い文字で警告している。

で、やっと抜き取り作業。ノズルがオイルパンまで難なく挿入できるのは確認済みなので、安心してオイルパンの底部に当たるまで挿入。ノズルは金属製のチューブに硬めの被覆が施されている構造なので、オイルパン底部に当たる感触がつかみやすい。そして、シュコシュコとポンピングして透明のプラチューブに真っ黒なオイルが流れ出てくるのを確認。やはり温かいからかそれなりの速さで出てくる。数回のポンピングを繰り返し約10分経つとほぼほぼ抜けたのかジュルジュルジュルと飲み物がほとんどないのにストローで無理やり吸っているときのような状態になる。ノズルを動かしても変わらないので、これにて抜き取り作業は終了。

何リッターぐらい抜けたのか確認すると、2.2リッター程度か(1目盛り1リッターのようだが、精度は不明)・・・う~ん、、、前回5月の車検時に2.8リッターほど入れてもらっているが、上抜きだからか、喰って(消費して)いるのか・・・。ま、以前から喰ってはいたようなんだけどね。このエンジンの特性か経年かはわからないけど。

続いて新油の注入。入れるオイルはもちろんMotul 8100 X-clean gen2 5W-40。

オイルジョッキに入れ替えて1リッターずつ注入。2リッター入れたところで今度は0.数リッターずつチビチビと注入。大体2.7リッター入れたところでディップスティックで確認し1度エンジンをかける。1分ぐらいアイドリングして止める。再度ディップスティックで確認。

OKな感じなので後片付けに入る。抜いたオイルを廃油パックに流し込み、チェンジャーとジョッキは灯油で洗浄。その後再びエンジンをかけてちょっと近所を一回り。新油効果も手伝って気持ちよく帰路につく。

こんな感じで初めてのDIYオイル交換は滞りなく終了した(味を占めてしまいそうw)。あとはこのオイルチェンジャーがどの程度使えるのかということかな。ネットでは透明のプラチューブが裂けてきたとか、ノズルの被覆がささくれてきたとかといったレビューも散見される。手入れ次第なのかもしれないが、できるだけ長く持たせたいと思う製品である。自宅で簡単にオイル交換できてしまうのは本当にありがたい。

2022年12月1日木曜日

窓周辺のビビリ音・・・意外な対策と効果

ウチの500はいつのころからか稀に左ドア周辺でビビリ音が鳴り響くことがあった。このブログを隈なく見ていただいている方(そんな奇特な方はいらっしゃらないだろうけどw)ならご存じかと思うが、500のラベルではビビリ音をはじめとする異音、怪音の数々をアップしている。しかし、この左ドアの異音に関しては今まで触れたことがない。なぜなら、稀にしか聞こえない異音で放っておいたからだ。

この異音の発生条件は春や秋で暖かい昼間窓を開けて走行後、夕方気温が下がり窓を閉めて(全閉)走行すると聞こえることが多いもので、特にざらついた路面を走行しているときに顕著だ。本当にたまにだが、窓を開けなくても初っ端から鳴っていることもある。いずれも窓を半分以上開ければ聞こえなくなる。音の感じは上でビビリ音と書いたが、実際にはビビリ音とカタカタ音の中間ぐらいで結構耳障りな音である。ただ、条件がそろっていれば毎回発生するというものでもない。以上のことからわかるのは、季節(気温)が関係していて、窓ガラスそのもの、或いはガラス全閉時に密着する起毛仕上げの窓枠(ランチャンネル)辺りに原因がありそうだということ。なお、以前から水で濡らして固く絞ったウエスで起毛部を拭くぐらいのことはしていた。

だが、この秋は今までと違いざらついた路面でなくても走行中はほぼ常に音が発生している。ちょっと酷いので何か対策せざるを得なくなった。しかし対策するにしてもどうすれば良いのか・・・普通のゴムならともかく、起毛している素材にケミカルを塗り込むのも違う気がするし、窓ガラスの上端(起毛部と接触する部分)に何か貼り付けるのはもっと違う気がするし・・・。そこで同じような場所からの異音で悩んでいる人はいないか検索してみたら、起毛仕上げの窓枠で、季節・気温により音が出たりでなかったり、窓を開ければ音が消えるという全くもってウチの500と同じ条件で発生する異音について書かれているブログを複数発見した。車種はいずれも某ドイツ車だが、オーナーさんたちも試行錯誤されているようで、同じ悩みを抱える当方としては思わず頷いてしまう内容である。で、肝心の対策は洗剤で起毛部を洗浄。これで嘘みたいに音が消えるとのこと・・・こういう情報は有難い限りであるが、正直に思ったのは「え!? たったそれだけであの音が消えるの?」であった。しかし、ここは先人たちの言葉を信じウチの500でも洗浄してみることにした。

使うものは・・・家庭用の食器洗い洗剤を水で薄めたもの(洗剤濃いめ)、ウエス、内装剥がし(隙間にウエスを潜り込ませるため)、シリコンスパチュラ、である。

なお、問題の左ドアの窓枠は一足先に作業してしまい画像もない。なので今回は右ドアの窓枠での作業画像となる。
先ず霧吹きに入れた洗剤の水溶液をウエスにたっぷり浸み込ませ、起毛部を洗浄。

真っ黒な汚れがウエスに付着する。

ウエスが汚れなくなるまで繰り返し、水だけでびしょびしょにしたウエスですすぐ。ここは流水をかけたいところだが、ドアの内張にも水が容赦なくかかってしまうので、チマチマとウエスでやるしかない・・・のだが、スパチュラがあるのを思い出し、こいつで起毛部から洗剤を絞り出すように這わせたらあっという間に洗剤分(泡)が抜けていった。

隙間も内装剥がしを使って洗浄し終了。あとは乾燥させるだけだ。窓を開けて走らせれば短時間で乾くだろう。

さて、乾燥したところを見計らっていよいよ窓を閉めて走ってみる・・・うわ~本当だ、全く音がしなくなったよ。これは凄い。ざらついた路面でも段差でもビビらない。上で書いたように水で濡らして固く絞ったウエスで拭いたことはあったが、こんなことならもっと早く洗剤を使うべきだった。

しかしなんでこれだけであのビビリ音が消えたのだろう? 汚れを落としただけでなくしっかり洗浄&乾燥させたことにより起毛がフカフカになった・・・と言ったら大げさだが、風合いが戻った(触ればわかる)のが功を奏したのか? つまりほとんど手入れをしてない状態だと、起毛部に汚れが溜まりヘタり固くなってしまい窓ガラスと干渉し音を出す。一方、洗浄後は起毛が本来の軟らかさを取り戻しクッション性が復活、結果音が出なくなったってことかな。よくわからんけど・・・。ただのゴムだとキュッとかキーという音が出る可能性があるのでガラスと接触する部分を起毛仕上げにしたのだろうけど、それがこのようなビビリ音の原因になってしまうようだ。どちらも一長一短あるんだな。そうそう、某ドイツ車オーナーさん達の中には作業後2~3ヶ月でまた音が発生したという方もいらっしゃるようだ。ま、難しい作業ではないので、今後は定期的に洗浄していきたいと思う次第である。