2024年7月11日木曜日

暑さ対策 -その2-

前回の続き。

暑さ対策の2つ目はワコーズのエアコン用潤滑添加剤“パワーエアコンプラス”である。

今年の4月、いつもの整備工場さんで車検前点検時に入れてもらったのだが、ここにきて本領を発揮し始めている。

下の画像はワコーズのケミカル3兄弟(笑)。左からパワーエアコンプラス、クーラントブースター、フューエルワン。

クーラントブースターは3月に注入。昨年4月の1年点検時にディーラーさんでタイベル類の交換をしてもらった際に冷却水も交換となったことから、今年は冷却水を交換せずクーラントブースターを久しぶりに注入することにした。さらに、これも久しぶりだが、4月のオイル交換前に燃料ラインの洗浄を期待してフューエルワンを注入した。これら2つのケミカルは以前にも書いていると思うので今回は割愛する。

で、今回の主役パワーエアコンプラスは有名なエアコン添加剤なのでご存じの方も多いと思う。ただ、ウチの500のエアコンは15年経つけど普通に冷えるので今まで何もしてこなかった。強いて言えば、納車から2年経った2011年の1年点検時に高圧パイプからガスが漏れていたとのことで、パイプ類の交換をしてもらったことがある(メーカー保証整備)。このとき当然ガスやコンプレッサーオイルも交換になっていると思うので、一応13年の時を経て初めてのエアコンメンテということになる・・・のかな。

注入した直後は正直よくわからなかったが、5月、6月と暑い日が増え始めると明らかにこの添加剤のお蔭と思われる効果が出始めてきた。1番の変化はコンプレッサー作動時のショックだ。小排気量である程度の年数、走行距離を後にした個体だと致し方ないことだが、このコンプレッサー作動時のショックはかなりのものがあった。カチッという電磁クラッチが繋がったときの音とともに、ブルッと車体が揺れるのは不快であった。それが添加剤注入後、エアコンを使う度にそのショックが小さくなっていくように感じる。またこれと関連して、停車時から走り出す直前にコンプレッサーが作動しアクセルが重くなってイラッとくるシーンが度々あったが、これもほとんど解消されたようだ。もちろん多少はパワーが持っていかれる感が残るけど、不快に思うほどではない。要はコンプレッサーが本来の動きに近づき滑らかに回るようになったということなのだろう。

続いてエアコン(冷房)の効きについて・・・上述の通り効きに問題がなかったので、本当に変化があるのかどうかわからない。言われてみれば若干効きが良くなったような気がしなくもないといったところか。とりあえず添加後3ヶ月が経つ7月上旬に温度を計測してみたのであまり参考にならないと思うが、一応画像を載せておく。条件は内気循環、風量1、設定温度は最低。ちなみにウチの500はマニュアルエアコンである。

外気温39度。

車内44.5度。

吹き出し口7.1度。

吹き出し口と運転者の胸の中間あたり26.1度。ただし、窓からの日差しがあると30度を超える。

吹き出し口付近の7.1度はまずまずではないだろうか。惜しむらくは添加前の温度が何度なのかわからないことである。15年モノのエアコン、たとえ古くても効きに問題がなければ弄らないほうが良いともいわれるが、今回注入したパワーエアコンプラスは私にとって注入して良かったといえる添加剤なのは確かである。あと、ネット上のレビューや口コミなどでも散見されるが、この添加剤は遅効性のようで、注入してエアコンをかけた状態で合計数100キロぐらい走らないと効果が実感できないようだ。

さて、前回の簡易サンシェードと今回の添加剤で夏のドライブもストレスが大幅に軽減されてかなり快適になったのだが、それでも最近の夏の暑さは異常なのでドライブは日中ではなく、なるべく早朝か夕方に楽しんでいる。なぜなら、自分が暑さに弱くなっていることもあるし、高温や紫外線はクルマの塗装にも良くないからね。

2024年7月10日水曜日

暑さ対策 -その1-

ここ関東地方某所は梅雨明け前から猛暑続きでうんざりしてしまうが、少しでも車内空間を快適にできればと思い、2つのアイテムを試してみることにした。

1つ目はフィアット500 ラウンジに標準で装備されている固定ガラスルーフの日差し対策。

このガラスルーフには外が透けて見える薄手のサンシェードがあるだけで、完全に遮光するシェードはない。新車で購入してから15年という長きに亘り夏季日中は薄手のサンシェードだけで我慢してきたが、最近の猛暑の中ではエアコンが効いていてもかなり辛いものがある。そこで以前からラウンジ乗りの間で有名(?)な銀マットを使った簡易サンシェードだ。近所のホムセンで購入したのは“折りたためるシルバーマット”というものである。

Lサイズしか在庫がなかったからLを購入したが、Mサイズでも十分な大きさであると思われる。早速、寸法たて(前後)約54cm、よこ(左右)約88cmを切り出し装着してみた。

若干前後方向に隙間ができたが、外すときはこの隙間に指をかけて簡単に外すことができるので、結果オーライである。

折りたたみ式なので中央部が垂れ下がるようなこともなく、標準装備の薄手なサンシェードに負担をかけることがないのもポイントだ。

で、よく晴れた日に装着してドライブしてみたところ・・・これはびっくり! 暑さが凌げるだけでなく日差しを遮るので眩しくならず目にも優しいものであると実感。これは運転中のストレスがかなり軽減できる。実際ある程度長距離を走っても疲労感はない。単純だけど効果は抜群! ほんと今まではかなり我慢していたんだなと思う次第である。

暑さ対策の2つ目は次回に・・・。